淋病の基礎知識!淋病はどんな検査や治療をおこなうのか

近年感染者数が急増している淋病。淋病は淋菌(りんきん)が感染しておこる病気でほとんどが性交によって感染します。淋病はどのような病気で、どんな検査や治療があるのでしょうか。

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淋病の原因や症状、治療薬について

淋病(淋菌感染症)の概要

淋病とは、淋菌を感染源とした感染症のことを指し、病気のカテゴリーとしては性感染症の部類に入ります。淋病性の尿道炎では尿道の強い痛みと炎症を伴い、症状がひどくなると膿みが発生しはじめます。

一方で女性や咽喉への感染となると症状が出にくい、あるいはほとんど出ないという特徴があり、そのため病状が悪化するまで分からないという厄介な病気のひとつとしても数えられています。

感染源は主に性行為からとされており、淋菌は弱く患者の粘膜から離れると数時間で死滅するほど脆弱なものですが、一方で感染した母体の子どもにも影響を及ぼすいわゆる母子感染があるというのが特徴で、治療をしなければ子供にも多大な影響を及ぼすことにつながります。

淋病への主な治療法としては、抗生物質が挙げられます。しかしこの病気は抗生物質の耐性化が著しいことでも知られており、その耐性化を防ぐ特定の抗生物質を服用するか、または注射剤による直接の投与が一般的です。

尿道性や咽喉性などによってそれぞれ有効な治療法は異なりますが、保険で適用される治療法は注射による投与のみとなっており、この方法の有効性はほぼ100パーセントの高水準を維持しているため治らない病気ではありません。

淋病の薬と飲み方

淋病は母子感染など厄介な病気として知られており、また感染ルートも性行為からが主ということで家族や恋人などにとっては脅威となる病気でもあります。一方で早期発見をすれば比較的簡単に治すことができる病気でもあり、症状が軽い段階のものであればジスロマックなどの治療薬の服用によって完治が可能です。

ジスロマックは主にクラミジアに有効とされる治療薬ですが、しっかりと服用を継続すれば淋病でも治すのが可能な薬とされています。また、中程度の症状であっても日本における有効性は90パーセントと高水準を保っている効果的の薬として位置づけられているのも特徴のひとつです。

ジスロマックの飲み方としては、1日1回2錠を服用するだけで良く、これを3日間連続して服用します。この薬には内容量の種類があり、1000mgの場合は1回のみの服用で完治することがほとんどとなっていますが、胃や腸に負担をかけるため、消化器官などが弱くお腹を下しやすい人は500mgを1日1錠服用することになります。

もし服用している最中に激しい下痢などが起きた場合は中日であっても一度服用を中断し、薬をもらった医師に相談するようにしましょう。効果が大きい分成分も強力であるため、連続した服用には注意が必要になります。

淋病の原因

淋病は淋菌と言う細菌の感染により発症する性感染症の一種で、原因には性行為や性的接触が深く関係を持っています。正式名はナイセリア・ゴノレア、大きさは0.6-1.0μmで顕微鏡で観察するとソラマメのような菌が二つがくっついたような形状をしています。

高温低温や乾燥などの環境に弱いため、ヒトの粘膜を離れて生き延びることは困難で、30度以下40度以上の条件では死滅するのです。加えて特徴と指摘できるのはヒトにしか感染力を持っていない点をあげることが出来ます。

そのような性質を持つため、他人に伝播するには淋菌に感染した粘膜同士の接触を伴う性行為が一般的な感染経路になっているわけです。さらに淋菌が最も活発的になるのは、温度が36-37度・炭酸ガス5-10%の環境で、しかも3-15%酸素の酸素も必要としています。

このような条件に適合するのは男性女性の性器やその周辺組織のため、患部とも一致する傾向が顕著に見られます。典型的な性病ですが、感染経路は性行為だけに限りません。

原因菌は性器や尿道・肛門・口腔粘膜などで繁殖するため、性的接触であれば感染が広がる危険性を秘めていると言えます。性行為による一回の感染率は30-50%とされていることからも分かるように、性生活の活発な場合感染を広げるリスクは高くなるといって間違いないでしょう。

淋病の症状

淋病は性感染症だけでなく感染を拡大するリスクや、病状が悪化して尿路に沿って炎症が波及する可能性があるため適切な治療が不可欠です。しかし早期発見するには症状についての基礎知識を有しておくことが必要です。ただし男性と女性とでは症状の発現の仕方に差異が見られるので、性別に症状を指摘していきましょう。

男性の場合、症状が強く出る傾向が観察されます。初期症状が現れるまでの2-10日ほどの潜伏期間を経て異変が現れます。男性の症状として典型的なのは、排尿時に痛みが走る排尿通や黄緑色の膿が排尿時に排出されたり頻尿もしばしば観察されています。このような症状は淋菌感染による尿道炎が発症していることを示唆していると言えます。

これに対して女性の場合、最初に感染したことを自覚するまでに時間がかかる特徴を有しています。潜伏期間も男性よりも長く、症状を自覚するまで10日以上かかることも珍しくありません。

女性の症状として典型的なのは外陰部に違和感を感じたり、膿のようなおりものが出たりします。ただし女性では症状が軽いのが一般的で、おりものが増加する程度の軽い症状に止まるばかりか、無症状のまま経過することも珍しくないとされています。

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